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自作フォントを作る

2024-08-17

急に「楽に自分用のフォントを作ってみたいな……」という気持ちになったので、楽に作れるサービスを探した。
あった。この世には、なんとフォントを楽に作れるサービスがある! なんてありがたいんだ。

サービス自体はいくつかあったが、Calligraphrが知識もいらずに楽そうだった。

なので作った。

  1. サイト登録する。
  2. あいうえお表やアルファベット表など、作りたい文字の表を作ってダウンロードする。
  3. その表に全文字を書き込む。
  4. アップロードする。
  5. フォントができる。

やった~~!!!!!!

作って分かった

1.大変

まず、シンプルに作業量が多い。アルファベットですら大変だった。

スクショのフォントは、一発書き→出力→一度調整しただけ、というとても手抜きな制作だが、それでも大変だった。

スクショ右側(本命)を作る前に、機能確認を兼ねて軽い気持ちで左側を試作した。これのお陰でやり方やコツが分かったので、試作してみてよかった~という気持ちはありつつ、試作ですらこの量を…………? という愕然もあった。アルファベットでこれだから、日本語フォントはとてもじゃないが無理だな……と察した。

2.実用レベルでない

次に、難しい。作業ではなく質の向上が。「読みやすさ」はまだしも、「デザイン性」を叶えるのが難しい。
端的に言うと、なんか違うな…………がすぐ発生する。

上記フォントは片手間の作業時間で作ったものだし、ツール的にも字間などの細かい設定ができない(その辺はたぶん有料プランのみ)という言い訳ができる。が、それにしたって難しい。

「こういうものを作って、こういう風に使いたいな~」が、各作業ごとの地味なズレにより遠のいていく。日頃から絵やら何やら描き慣れている自分でこうなのだから、慣れていない人はもっと大変だと思う。そんな人がフォント作るかはさておいて。

そもそも「描いて終わる」はフォント制作の王道ではない。ちゃんとやるならもっと面倒な手順がある。世のフォント制作者は偉大だと言うことが分かった。フリーフォントはもうすごい。本当にありがとう。フリーで日本語フォント作ってる人すごいな。

3.楽しい

最後に、難しいが、楽しい。
フォントを自作した」という事実のみでテンションが上がる。

本来の目的は、自作フォントを作って楽をすることだった。自分のフォントなら、どう扱ってもいいから楽なので。
作った結果、まだそんなに実用はできないな………と思って二つともお蔵入りになったわけだが、それでも「でも自分、フォント作ったんすよ」という強気がある。結果が程々でも達成感がある。

フォント作り、手軽に何か作って達成感を得たいときにお勧めです。全く手軽ではないけど。

文字としてこだわって作り込むのは難しい。どうしてもデザインの甘いところで目が引っ掛かる。
架空の言語とか、単なる模様とかなら、普通よりは楽に作れるかもしれない。そういう文字はイラスト上で使う機会も地味に多い。暇が出来たら作ってみたい。
でも、いつかまともな五十音フォントも作ってみたいな~。おもちゃを手に入れると、色々やりたくなる。