中近世の技術力と魔法の概念、それから人と異なる「魔物」の跋扈する世界。
つまりはだいたい中世ファンタジー的な創作。
神話
原初、あらゆる生き物は地中で育った。
雨を七度浴びた時に目を覚ましたものは人となり、それでも眠り続けたものは知性を持たない魔物となった。
「雨が降ると魔物が生まれた」と要約できる伝承が各所で残っており、水あるいは海に対する一定の信仰の元となっている。
聖典によっては、原初の魔物は、雨をきっかけに地中で育つ石であったとも、宝石であったとも言われる。
雨の集う海は大いなる恵みである一方、魔が生まれるとされる場所でもある。
物語中では勇猛のモチーフになることもあるが、まっとうな人間はまず近付かないだろう。
存在
人間(あるいはヒト族)、動物、魔物。
魔物
人の心を持たない生物の総称。
醜悪な存在で、そのほとんどが人と敵対する。
水から生まれるとされており、海や湖は多くの場所で畏怖の対象となる。転じて、清水が信仰対象としてなることも。
港近くでは行き来する金の量が増えるものの、比例して治安も悪くなる。
冒険者
何でも屋、ごろつき上がりの万屋、金で雇える傭兵。
評判は様々だが、共通しているのは「金で買える一時的な労働力」ということ。さして褒められた立場でもないが、彼らがいるためにある程度の流通と平穏が成り立っている。
キャラクターたちはこれ。
細かいこと
治安
土地単位での諍いは局所的な発生に留まるものの、全土における魔物の存在により、人同士で争っている場合ではないのが実情。
一定水準の生活からあぶれた人間が徒党を組んで人を襲うことも多く、治安隊の悩みの種、あるいは冒険者の飯の種になっている。
技術力
機械文明の発達は遅れがちで、代わりに魔術あるいは魔法と呼ばれる力を流用して賄っている。
なければないで自作する精神。
ただし、魔力のまっとうな保持者は全体の半数もおらず、その鍛錬も維持もそう楽ではないため、貴賤の文明力の差は開きがち。
広さ
世界は広い。外側にはまだまだ未開の土地が広がっている。
フリーなキャラデザの産物などをとりあえず追加する余地でもある。