シナリオ:A dirge without music
モブらしい無常の運命が味わえる。
家族を複数用意してのプレイも面白いかもしれない。
あとシナリオ名がいい。音楽のない葬送曲。
キャラクター
🎲1d6 → 4
4+16=20歳
🎲1d6 → 6
6人の家族がいる 子・子・妻・弟・父・母
病がちだった青年は、今年遅い成人式を迎えた。
人手として機能するようになったので、家族も養わねばならない。がんばるぞ~!
生活
一年目
🎲2d6 → 4,2(合計 6)
年鑑:平穏。作物も豊か。
🎲2d6 → 5,4(合計 9)
イベント:動物に襲われる
🎲1d6 → 5
動物に襲われ、浅いけがを負った。再び療養に逆戻りとなった。なんてことだ。
幸いに畑の状況はよく、近隣も物騒な話は聞かなかった。健康とは言えないけど、穏やかな一年だった。
二年目
🎲2d6 → 4,1(合計 5)
年鑑:嵐だ!
🎲1d6 → 4
家は無事だった。
🎲2d6 → 3,6(合計 9)
イベント:また動物に襲われる!
🎲1d6 → 6
嵐で境が曖昧になったのか、入り込んでいた野犬に襲われた。この山村は毎年こんなんだ。軽傷なので、休むことはしなかった。嵐で大荒れになった畑の復興も、季節までには無事成し遂げた。
三年目
🎲2d6 → 2,4(合計 6)
年鑑:平穏!
🎲2d6 → 4,2(合計 6)
イベント:過酷な労働
平穏な年だった。山の実りが豊かだったためか、獣たちも大人しい。働けるうちだと思い、とにかく根を詰めた。身内には心配されたが、何の、これしき。
四年目
🎲2d6 → 6,6(合計 12)
年鑑:襲撃隊!
🎲1d6 → 4
自分も家族も生還
🎲1d6 → 5
🎲1d6 → 5
イベント:貴族を不快な目で見る
🎲1d6 → 2
セ~フ
村を野盗共が襲った。幸いにして家族に被害はなかったが、村全体は目も当てられない様相になった。こればかりは復興も時間がかかりそうだ。先のことを考えるよりも先に、まずは無事だった皆と抱き合って、泣いた。
後日、野盗の始末と状態確認のために領直下の治安隊が訪れた。彼らがやることと言えば、野盗に止めを刺すこと、村内でおざなりな見回りをすることだけだ。安全確認とは建前だ。貧乏な村に対してできる搾取のことしか考えちゃいない。――壊れた家屋の外、道端で震えるしかない村人たちを見下ろすあの目! 私たちのことを何も知らない部外者めが。
睨み上げていたら目ざとい隊員に目を付けられたが、妻が平謝りするので何とか見逃された。まだふつふつと沸き上がるものはあったが、お陰で無事でいられた。冷静ではなかった。後で労ってやらないと。
五年目
🎲2d6 → 4,4(合計 8)
年鑑:平穏!!よかったね~
🎲2d6 → 1,4(合計 5)
イベント:罪に問われた。平和じゃなかったかも。
🎲1d6 → 3
セーフ!
ある日、身に覚えのない罪状を吹っ掛けられた。野盗の襲撃を私が手引きしたという。そんなわけがない。私はこの村の一員なのだし、荒れ果てた光景に皆と一様に心を痛めていた。……きっとあの治安隊員だ!
村長を始め、皆が一緒になって庇ってくれるので、根負けした審判は罰金刑を残して帰っていった。決して安くはない支払いだけど、今年の収穫があれば何とか払いきれるだろう。私は助けられてばかりだ。恩に報いねばなるまい。
六年目
🎲2d6 → 3,5(合計 8)
年鑑:平穏!
🎲2d6 → 4,6(合計 10)
イベント:また貴族を不愉快な目で……
🎲1d6 → 6
セーフ!
審判は今年も訪れた。私に課せられた罰金刑は数か月かかるもので、その利息じみた払いを済ませねばならないからだ。本来は私が町に降りて支払うべきだが、一介の村人に行き来できる道なりではないので、彼らが定期行軍のついでに寄る形になっている。
それがいけなかった。この田舎村を馬鹿にするものだから、つい食ってかかってしまった。面くらったらしい審判はおののいたが、己が使命を忘れずにこう言った。「次はないぞ」――その言葉は、言葉通りに死刑宣告のはずだ。
七年目
🎲2d6 → 1,1(合計 2)
年鑑:破滅した収穫・家族を一人失う。
🎲1d6 → 1
子ども!一番下の子
🎲2d6 → 3,1(合計 4)
イベント:いつもの仕事がなくなり、餓死する恐れがある
🎲1d6 → 3
セーフ!!
まれに見る不作の年だった。
涼しい夏のため生育不良となった畑は、秋の恵みをもたらさなかったのだ。村全体が飢えに苛まれ、弱いものから力尽きていった。我が家族も例外ではなかった。「明日は温かいおかゆを作ろう」と約束した翌朝、末のパフィーが動かなくなっていた。かわいそうなパフィー。
私たちも限界は近かったが、何とか丁寧に埋葬してやった。愛しのパフィー。不作を乗り越えたら、いつか樽いっぱいの野菜スープを墓前に用意してやろう。
八年目
🎲2d6 → 5,5(合計 10)
年鑑:奉公
🎲1d6 → 2
妻が~
🎲1d6 → 1
連れていかれる!
🎲2d6 → 3,3(合計 6)
イベント:6 過酷な労働
気紛れに訪れた領主に、妻が連れていかれた。ひざまずく時の髪の流れが気に入ったという、ささいな理由だった。取り乱す私を、騎士たちは蹴り退かして立ち去っていった。
私と、残る子の悲しみは尋常ではなかった。私は悔し泣きながら一晩眠り、翌朝から死に物狂いで働いた。金を稼いで町に下りれば、どこかで彼女と会うことができるかもしれない。一つの希望だった。たとえそれが、単なる夢物語であろうとも。
九年目
🎲2d6 → 6,6(合計 12)
年鑑:襲撃!
🎲1d6 → 1
死亡!
村を山賊が襲った。端から火を点け、食料を取り上げ、金目の物は驢馬に積んでいく。私は、貯めた金を何としても守らねばならなかった。ああ、ヒルダ。
家に土足で上がり込んだのっぽな山賊は、出会い頭に大きな斧を私めがけて振り下ろした。