シナリオ:Suddenly, wonder
キャラクター!
🃏 → 13🍀
男、26歳
🎲1d6 → 5
体幹:高め 物理武器を扱う前衛の戦士
🎲1d6 → 1
裕福度:低い 貧乏人
🎲1d6 → 5
自衛力:高め 典型的な一人旅の男
🎲1d6 → 1
旅の目的:仕事
🎲1d25 → 10
J!ジャック!
旅人の男。見かけはごくありふれた旅人だが、剣を持たせれば戦士である。
ある人間から持たされた品を、出発地から遠いどこかへ捨てることが使命。とにかく、遠くへ。
昔の話
🎲2d6 → 6,1(合計 7)
Spirit
🎲2d6 → 1,2(合計 3)
Farm
🎲2d6 → 1,6(合計 7)
Empathy
始まりは、ある農場で出会った一人の子どもだった。
当時、定職を持たずに万屋の真似事をしていたジャックは、収穫期の手伝いとして広大な小麦畑に呼ばれていた。日中はひたすら汗水たらして畑仕事を手伝い、日が沈めば酒を飲んで眠る。楽とは言えないその仕事のうちで、その子どもは「追い払うまでもないけど、好んで迎えるほどでもない」……つまりは、結構な邪魔者だった。何せ自分の晩酌中に話しかけてくるのだ。ただでさえ薄い酒なのに、酔えたもんじゃない。
🎲1d25 → 4
D!ダーマ
その子どもは人慣れしていて、毎年雇われる労働者から町の話を聞くのが好きらしかった。家業を継いで、付きっ切りで畑の面倒を見て、土地から離れずに終わる。珍しくもない。酒の席で農家の話なんざ聞いても面白くないから(そのほとんどは謎の品種名と天候と土の話でいっぱいだ)、比較してマシなそいつと付き合う時間が増えた。子どもの名前はダーマと言った。
🎲2d6 → 2,3(合計 5)
Boar
🎲2d6 → 4,6(合計 10)
Defend
🎲2d6 → 2,6(合計 8)
Bike
ジャックが馬車護衛の話をしてやった時のことだ。同乗者の魔法使いのことを話したら、ダーマはポケットを漁って、何かを取り出した。
🎲2d6 → 2,5(合計 7)
Enchanted mirror
小さな手鏡だ。持ち手から裏面にかけては裕福な女が持つような繊細な装飾が施されており、鏡面は今しがた水で磨いたかのように光っている。少し借りて見ただけで分かった。魔術はからきしだから鑑定しきれないものの――たぶん呪いが掛かっている。それも、結構な強さの。
近くの猟師が狩ったイノシシの腹から出てきたという。……つまり、誰かの遺品じゃないか。酒の頭はぼんやりと聞き流したが、重大な物という感覚はあった。貴族か誰かが、この近くで襲われたことがあるのか?
酒の味が落ちた気がしたので、鏡は返した。宝物だと言うダーマに、ジャックはこう返した。できれば、あまり人には見せないように。
🎲2d6 → 4,1(合計 5)
Trauma
そこからのことは、あまり思い出したくない。かいつまんで言えることと言えば、あの農場は壊滅し、他の住民と同じようにダーマは死んで、その最期に例の宝物をジャックに託したということだけだ。
この鏡は、やはりろくな代物ではなかった。ジャックにも分かるような大きさの呪いを振りまいていて、何もかもを穢そうとする。――おそらくダーマは、ただ友人に形見をやるだけのつもりだったのだろうが、ジャックにとっては違った。これをあの地に置いていては、死者は安らかに眠れるまい。解呪、もしそれが叶わなければ、できるだけ遠くの地で処分する。それが自分の、あの農場での最後の仕事であると感じだ。あるいは、せめてもの贖罪である気がするのだ。
旅路
1-1
🎲2d6 → 5,1(合計 6)
Post Apocalypse
🎲2d6 → 2,6(合計 8)
Bathhouse
🎲1d12 → 8
8月
🎲1d30 → 22
22日 夏の終わり頃だ
街道を越えて差し掛かった土地は、完全に廃墟だった。次の町で宿を借りようと考えていた頭は、しばし愕然とする。この土地、昼は太陽がよくよく照りつけ、夜は短い。湧き水の一つも見つからなかったから、べたべたで不快な全身をすぐにでも洗い流したかったのに。
町中(まだそう信じている)を少し探索して、使えそうな設備があったら借りよう。そうでなければ……身支度のことはいったん忘れて、眠ろう。
🎲2d6 → 1,4(合計 5)
Trust issues
🎲2d6 → 1,1(合計 2)
Challenge
🎲1d6 → 1
魔法のような不運
獣の気配で目が覚めた。
真夜中。頬を撫でる冷たい感触に目を開けば、目の前にカーテンがかかっている。……いや、カーテンではない。薄く、白く、透き通って風に揺られているそれは、浮いていた。遅い動きで壁に入っていく。
血の気が引いた。ゴーストだ! 慌てて散らした荷物を片付けるも、彼らがこちらに気付く気配はない。付近の元の住民か、それに近いものだろう。この土地で何があったのかは知らないが、あまり他人事な気もしない。
日中の探索の成果は何もなかった。この街はもう死んでいるのだ。自分の安眠のためにも、あるいは彼らの眠りのためにも、せめて町の外れまで出よう。そう決めて、死霊がうすぼんやりと光る光景の中、足音を潜めながら進んだ。
1-2
🎲2d6 → 3,2(合計 5)
Dealing with betrayal
街の中央エリアに差し掛かった。他の場所と比べると広間のように平らで、見晴らしがいい。真ん中の噴水はとっくに枯れているが、皿には少ない雨水が溜まり、月光に揺れていた。質を確かめた後、少々だけ拝借して顔と手を洗う。
噴水のそばに――あるいはセットのオブジェクトであるように――高い磔が建てられており、襤褸切れが引っ掛かっている。否、人間の死骸だ。この街で唯一見た、生命の痕跡だった。
あまりいいインテリアではない。でも、他に見るものもない。
🎲2d6 → 1,6(合計 7)
Magical amulet
月光を浴びる襤褸切れの中に、光る何かが見えた。高くてよく見えないが、たぶんアクセサリーだ。廃墟の街中にあるものとしては、冗談みたいにきらびやかに見える。
窃盗
🎲1d6 → 2
しない!
🎲3d6 → 5,4,6(合計 15)
Reconcile
そう育ちのいいほうではないから、ああして串刺しにされている意味くらいは分かる。民衆の鬱憤の矛先で、見せしめで、娯楽だ。だが、誰もいなくなった廃墟でなお便乗するほど、ひねくれた人間でもない。
磔刑に短い祈りだけを捧げて、その場を離れた。