シナリオ:cryptid apothecary
キャラクター:#茶外套の薬草魔女!
患者
🃏 → 🧡ハートの 2
Mothman 2mの翼、球根型の赤い目、人の腕
🃏 → ♠スペードの 8
調子っぱずれの歌
今日訪れたのは、ハーピーのような身体をした種族だ。ヒトよりは魔物に近い構造と思えたが、構うまい。礼儀正しい限りは客だ。
患者は弦が切れたバイオリンのような声をしていて、同時に音程を操れない状態になっている。声を正してほしいとのこと(少なくとも生来の音痴ではなかったようだ)。
🎲1d6 → 4
現象はここ一週間くらい続いている。単なるハーピー風邪かと思ったが、軽症にしては自然治癒しないのもおかしい。
歌の会合には出ないことでよしとしてきたが、そろそろ役員から白い目で見られ始めているらしい。ハーピー族というのも大変だ。
薬剤
薬の調合
🎲1d6 → 2
材料2つ!
🃏 → 🔶ダイヤの 10
発光生物
🃏 → 🍀クローバーの 11
黒い蘭
🃏 → 🔶ダイヤの 5
ピグミー・ヤギの体重
🃏 → 🍀クローバーの 13
蜂蜜
炎症により声が膨張し、普段通りの振る舞いをできていないと見た。おそらく声が通るべき道を見失っていることが原因なので、きれいに照らしてやることが必要だ。黒蘭の花を茹でてからすり潰し、砕いた水丸きのこと混ぜ合わせる。黒蘭は組織が案外と強靭なので、つなぎ代わりのきのこと混ぜることで、まろやかさを増して喉を詰まらないようにすることが狙いだ。
色の境目がなくなるくらいに混ざりあったら、そこにたっぷりの蜂蜜を投入。喉が悪いときにはやっぱり蜂蜜だ。水丸きのこは潰すとびっくりするくらいの水が染み出てくるので、これくらい入れれば濃度のバランスは取れる。……はず。しばらく馴染ませて、色がかなり濃い目のカラメルみたいになったら完成。
投薬
🎲1d6 → 3
🎲1d6 → 1
ツボ押し!?!?!??!?!?!
ハーピーの発声器官は我々ヒトとはかなり異なっていて、たかが内臓なのにかなり自我が強い。できたこの薬をよ~くしみこませた上で、強めにマッサージしてやらねば効かないだろう。
とは言え、喉に手を突っ込むなんて野蛮な真似をしたら治療どころではない。壺に入った薬を時間をかけつつ呑み込んでもらい、その間に私が外から喉のマッサージをする。
施術はまあまあの肉体労働になったが、患者はすっきりした顔で帰っていった。即効性はないので、しばらくこの薬は飲んでもらうことになるが……「案外おいしい」と言っていたから、心配することはなさそうだ。