シナリオ:死神の仕事日誌
一人目
🃏 → ♠スペードの 6
職人/技術者の男性
🃏 → 🍀クローバーの 11
病死
恐怖を抱いていた
🃏 → ♠スペードの 2
裁かれて地獄へと送られた
この男は、十二年前に人を殺している。ある幼い子どもが川に足を滑らせた水死事故について、この男だけは真実を知っている。
高所から足を滑らせて負った傷は、少しの時間の間に重症化し、ついにはこの男の命を取るまでになった。病で起き上がれない間も振る舞いは気丈なものであったが、私の姿を見たとたんに顔色を変えた。枯れたような声で、「裁きにきたのか」と問う。
私は「そうだ」と答えた。
この男は死の淵にあっても、我が罪を吐露することはなかった。生前に裁かれぬ罪は、我々が裁かねばならない。
男は一瞬のうちで老人のように頬が落ち、飢えたような顔をして、動かなくなった。にわかに騒がしく駆けつけてくる白い人間と入れ違い、部屋を後にする。
二人目!
🔮<棒♣️ 3 > 確立された力/交易/ビジネス上の協力
主夫
🔮<棒♣️ 8 > 活動性/素早さ
病死/憤怒
🃏 → 🧡ハートの 6
祝福と共に天国へと送られた
ある病が流行り始めてから、私の仕事はいくらか増えた。幼体を媒介として広まる、ささいな病だ。幼体の影響はさほどでもないが、成体が罹るとひどく悪化する病で、人間たちはどう対処もしようがない病だった。
この男もそうだった。咳き込み始めた数日後には、もう床から動けなくなっていた。随分としぶとく、刈り取り予定は当初よりも長引いてしまったが、ようやく仕事を終えられる。
私を迎え入れる機嫌はたいそう悪かった。まだやることがある、だとか、ない体力で喚きに喚いてやかましいことこの上なく、繰り返し妻の帰りを生きて待つと言う。
よいことを伝えてやるべきかとも思ったが、他の管轄は私が請け負うべきでないために叶わなかった。彼女は先程車とぶつかって、もう帰ってはこない。それで、お前も今からそこに行くのだ。