KRXCUBJK

勇躍きたれテストプレイ

2024-07-31

シナリオ:勇躍きたれ

闘技は全部で4日間とする。
PCとしては優勝できずとも、各PCの目標の手がかりさえ得られれば上々。

キャラクター

こがねのバロウ
・年齢:22+5=27歳
・所持金、装備:1d6=4 まあまあ裕福
・戦闘スタイル:火の弩使い(中衛・鈍重・保守的)
・動機:情報
・態度:とげとげ 刺のある物言いで一貫した態度の悪さ。

かつて名を馳せた引退冒険者。スロースターターな攻撃職だが、一度火が点けば爆発的な殲滅能力を見せる。
戦闘スタイルと同様にか、なかなか黙っていられない性質。ひとたび口を開けば言葉がとげとげちくちくしており、シンプルに嫌われがち。しかし、それらを戦力で跳ねのけてきた実力者とも言える。

消息知れずとなった過去の同行者を探し、趣味でもないこのコロシアムへと訪れた。

一日目

闘技(参加)

対戦相手:アルキヤ ランク:4
年齢:14+5=19歳
戦闘スタイル:物理・殴打(中衛・身軽・変則的)
動機:力
態度:とげとげ

山賊のような若造。全員ぶっ倒すと息まいている、ちょっとした注目株。
すばしこい攻め手はシンプルだが力押しでもなく、ここまで生き延びてきた戦闘技術が垣間見える。

自信家な性格面だけなら、バロウと似た者同士だ。

勝率ボーナス:(4-6=--2)*5 40以上で勝利。
1d100=39 接戦でPCの敗北。
負傷度:4 まあまあの傷を負った。健闘したのではないか。
相手の負傷度:5 かなり頑張った。

敗北。単独戦闘に向かないバロウはあえなく初戦敗退となった。

夕食

夕食イベント:6→5:嫌がらせした/された。

真新しい傷の痛みを耐えつつ夕食をとる。アルキヤが近付いてきたので何かと思えば、ただからかってくるだけだった。畜生めが。

応酬の中で、なぜ私のような弩使いに向かない闘技場に参加したのかと詰られ、つい「人探しをしている」と、口が滑ってしまった。
突っつきやすい参戦動機だろうに、思いのほか追及はされなかった。少しだけ安心した。……これが、次の弱味にでもされなければいいのだが。

就寝

負傷度:4-2=2

ゆっくりと体を休めた。
探し人の手がかりはない。敗退により参加資格も失ってしまったが、仕方ない。
選手としてよりは、観客としてのほうが、自然に情報を聞き回れるだろう。

二日目

負傷度:2

闘技(観戦)

観戦イベント:6 負傷度:2-1=1

熱狂に混ざる気になれず、比較的静かな影で休息を取った。

NPC戦闘

選手1: 1d6で6ならアルキヤ:6。アルキヤ(ランク4、負傷度:3)の出場。
選手2:ランク:3。格下の誰か。
目標値45:1d100=92
アルキヤの負傷度:2
相手の負傷度:2

アルキヤは相手を圧倒し、危なげなく勝利した。この私を負かしたのだから、そうでなくては困るが。
どうやら闘技場で求められる「魅せ方」は理解していないようだが、遠慮も手加減もなく追いかけ回す試合光景は、なかなかに観客を喜ばせたようだ。憎たらしいやつだ。

知った顔だと思うと、つい見入ってしまった。試合時間というやつは短い。少し興が乗ると、あっという間に時が飛んでいく。

夕食

1.ゆっくり夕食を取った。

二回戦が終了ともなれば、闘士らもだいぶ沸き立っている。明日からの闘技のことで話題はもちきりだ。ろくな聞き込みはできそうにないが、仕方あるまい。今日の食事は悪くなかったから、文句もない。
やはり、私は一人の時間が好きだ。そうでなかった期間と言えば、探し人が私と共にいたときくらいだ。

就寝

負傷度:0!

三日目

闘技(観戦)

観戦イベント:3 他の闘士との交流。
1d6が6なら知り合い(アルキヤ):3。他の人。

名前:パスティ ランク:4 みんな強くない?
年齢:15+5=20歳
戦闘スタイル: 水の魔法使い(近距離・身軽・変則的)
動機:情報
態度:だんまり
その他: 1d6で奇数なら敗退済み→2!この人決勝に出る人だ!!
前線で攻撃をかいくぐりつつ、弱体化と攻撃を兼ねた魔術を操る魔術師。

NPC戦闘
闘士1: 1d6で奇数ならアルキヤ:4!他の人。ランク:4 負傷度:6
闘士2:3!アルキヤ。(ランク:4、負傷度:3)
闘士1視点で勝敗ダイスを振る。負傷度の差(3*4)を目標値に加算する。
1d100が62以上で闘士1の勝利:9! アルキヤの勝ち!やったね。また追いかけ回してる。
闘士1の負傷度:3 負傷度:9 死にかけ
アルキヤの負傷度:1 負傷度:4

ということは、決勝戦はアルキヤとパスティだ。

物静かな術師と隣席になった。やや喧騒から遠いこの席を気に入ったらしい。たぶん、私と話が合う性質だ。
名をパスティと言った。度々見かけた顔は、やはり闘士だった。確か、明日の決勝にも出るはずだ。

口数の少ない相手に探りを入れてみたが、パスティはあまり他人に興味がないようだった。私の顔も覚えてはいなかった――初戦敗退したのだから、仕方ない気もするけど。探し人については、全く脈はなかった。
私がそうして聞き込む一方で、パスティも情報を求めているらしい。凛とした眼差しが闘技場を見下ろして、ぽつりとつぶやいた――村を滅ぼした仇が、闘士の中にいるかもしれない、と。
同時、割れんばかりの歓声に視線を戻すと、アルキヤが血にまみれた鈍器を高く掲げたところだった。

夕食

夕食イベント:1。ゆっくりと食事をとった。

食堂は閑散としている。負けたのに闘技場を離れないのは、自分くらいのようだ。
急いでここを出たところで、どうせ行く当てはない。それに……。
私は、明日の勝敗を見届けねばならない。

就寝

四日目

闘技(観戦)

観戦イベント:4 観客と交流

アルキヤ(ランク:4 負傷度:2)
パスティ(ランク:4  負傷度(1d6-2):2-2:0)

勝敗ダイス(アルキヤ視点)
目標値は~ 負傷度により2*4=8、よって58!
1d100=32! アルキヤ敗退、パスティの勝利
アルキヤ負傷度:3 現在負傷度:5
パスティ負傷度:1

日程の最終日。
観客は誰もが今日の闘技について語ることで忙しく、どちらかの勝敗に賭けたり、試合前から祝い事のように酒を浴びたりする有様だった。ここにいない人間についての聞き込みなど、成果は期待できそうもない。それだから私も、試合に熱中している人間と混じって、闘技を見つめる他なかった。

決着までの時間は、やたらと長く感じた。
耳が痛くなるくらいの歓声が降り注ぐ中、倒れるアルキヤにパスティが何を語ったのか、私には聞こえなかった。

それから

パスティとアルキヤの二人はすっかり意気投合して、組むことになった。
牢のような控室を追い出された後、その報告を他人事みたいに聞いていたら、「何ぼうっとしてんだ?」と馬鹿にしたような声に追い打ちされた。「あんたのことも誘ってんだよ」

思わず目を丸くした私を、アルキヤはまた小馬鹿にする。
「あんた、腕のいい冒険者だったんだろ? 口の悪さは最悪だし目付きもわりいけど、力を借りるには悪くねえ相手だからな」

隣のパスティは、それに会得顔で頷いているのだった。私の顔なんて、まだ曖昧な癖に。
腹立たしいやつらだ。私の旅路は――まずは、二人に己の力をはっきり示すところからになりそうだ。