シナリオ:朽廃のささやき
キャラクター
タロセプトお抱えの新興調査隊。五人程度。
その存在感を示すべく、真新しい遺跡の調査へと向かう。
外観調査
仮名:天国の差し入れ
豊かさ:1
技術力:6
エリアの大きさ:15(二階層)
調査度:18✅
荒野のど真ん中に突如現れた、頑健な遺跡。
無骨で質素な見た目に反して、上空への浮遊による退避、あるいは空間認識の阻害を含めたステルス機能を持っていたと考えられる。
内部調査1-1
- 間取り 3左
- 完全性 3 ややぼろぼろ
- 親近感 1 全く見たこともない
- 安全度 2 かなり危険
- 特殊な発見 18 つ:つき
調査度:5
- 扉から内部へ。
- 惑星を模したインテリアの明かり。ほのかな明かりのみ。視界は悪い。
- 瓦礫が広がっている。地面にまでまきびしのように散れており、ブーツを補強する必要がある。
- 保存状態はかなり悪いか。自然の劣化と見える。地上に現れたのはその結果なのか?
内部調査1-2
- 間取り 3左
- 完全性 3 続投
- 親近感 2 全く見たこともないが、連想するものはある
- 安全度 1 重大な危険
- 特殊な発見 5:お お湯
調査度:5
- 左手の扉へ。
- 床は煮えたぎった熱湯に浸っており、危険。何らかの原因で液体が漏れ、それがシステムの動力部に熱されたものと思われる。水量自体は少ないものの、部屋自体の密閉性のため室内温度が高温で保たれており、長居は危険。
- 大半の家具類は溶けたものと見られる。割けた壁から見える細い配管は何かを施設全体に巡らせるものか?
内部調査1-3
- 間取り 3左
- 完全性 4
- 親近感 5
- 安全度 3
- 特殊な発見 44:わ 若鮎…?若人?
調査度:3
- 前の部屋に比べて比較的状態が保たれている。隣室からの浸水はしていなかった。やや室温は高め。
- 水槽、椅子がいくつか。鑑賞を兼ねた娯楽部屋か、もしくは養殖部屋か。
- 濁った水槽。調査したところ、魚が投入されていたが、どれも既に死んでいた。生育に必要な環境を保てなかったことが遠因か。隣室の状態が関係するかは要調査。
- 傍らには白骨死体。構造は我々と相違なく、若者と見られる。外傷の手がかりはなし。
- 水槽に向かう体勢で椅子に座っている。衣服は朽ちている。空調が生きているのか、腐臭は少ない。
キャンプ
残り区画は少ないが、装備を立て直すため一度退避。
- 単なる生活区域にしては部屋数に比べて水分の保持量が多いことから、日常的に水を扱う施設の可能性がある。動力部の熱放出量が多いのは、日常生活程度の必要性以上に、本来水温調整の必要があったか。
- 水槽の中身はさらいたい。魚の状態や餌の成分が分かれば、何のために飼われていたかを特定できるかもしれない。後日、必要道具を要請する。
- 白骨はここの管理者か、それとも留守番?細菌感染の可能性が否定されたら、埋葬してやりたい。
内部調査2-1
- 間取り 1(行き止まり)
- 完全性 4
- 親近感 1
- 安全度 5
- 特殊な発見 15 そ 空
調査度:1(間取りは行き止まりだが調査度が1足りないので、別に入れる部屋があるはず)
- 引き続き熱源の影響は少ない。
- 扉から30°の高さから天井にかけて大きな窓があり、外を一望できる。カーテンレールや、防護壁を引けそうな隙間はない。割れておらず、分厚く三重で、頑丈な作り。
- 風通しや採光のための窓ではなく、ある程度の衝撃や水圧に耐えうるよう設計された窓に見える。遺跡自体が潜水艇か?
内部調査2-2
- 間取り 3左
- 完全性 5
- 親近感 1
- 安全度 2
- 特殊な発見 5 お おどけ
調査度:4
- 外壁の調査をしていた隊員が入れそうな場所を発見。細い階段が1-3の二階部分に続いていた。
- ほぼ完全な空間。床を渡したような痕跡と手すり。水槽を上から見るための足場。
- 水槽の水によるものか、かなり空気が汚染されている。立ち入りを中断した。
- 入口から見える範囲で、玩具のような物品がいくつか散らばっていた。乳幼児に与えるような形状と色合い、ただしどれも青や緑など、赤味に欠ける色彩。
- 人を対象にしている玩具のようだ。少なくとも魚用ではない。白骨の所持品か?
- それとも、知育玩具を必要とする魚がいたのか?
最終報告書
- 全域で安全性が低い。詳細な調査のために防護服を調達すること。特に熱に強いことが望ましい。粘膜保護の必要性は未確定。
- 水質調査キットを調達すること。
- 玩具の用途については不明。白骨死体は玩具の必要な歳ではないので、不要と思われる。
- 水槽に繋がる空間に玩具箱があったことから、知性を持つ水生生物、例えばヒトの脳を持つ個体などを飼っていた可能性がある。水槽内には既にいなかった。
- 最も状態が悪いのは1-2エリア。破損の原因が特定できれば。
- 仮説:
外傷などで1-2が破損、漏水と煮沸が発生。
1-3にいた主は玄関口への退路が断たれため、室内から動くことができず、最終的に命を落とした。
その間、水槽にいた知的生命体に脱出するよう促し、知的生命体はこの潜水艇から脱した。
主は潜水艇を操作し、知的生命体のいる範囲(宙域・海域は不明、ただし水がある可能性は高い)から知的生命体の安全のために潜水艇を退避させた。
この星に墜落した原因は不明だが、自動操縦後に長い年月をかけて漂流してきたのが自然か。
- 航行記録を確認、宙域が特定でき次第、同乗者を捜索してもいいかもしれない。