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「アメジストの月」号航海日誌

2024-10-09

シナリオ:汎用TRPGサプリメント『RPGシップブック』

準備

船舶の作成!
🎲1d100 → 46 アメジストの
🎲1d100 → 96 月
アメジストの月号!
🎲1d10 → 7 船型:ジーベック船
🎲1d6 → 6 船舶の状態:廃船寸前の老朽船
🎲1d10 → 10 船舶の入手方法:修復された座礁船 ボロボロじゃん
🎲1d10 → 7 航海の目的:宝探し! ありったけの夢をかき集め…
船長の作成!
🎲1d12 → 6

船長の背景:立身出世の起業家。一代で事業を起こした事業家。それ起こせてるんか?起こした結果この船って結構貧乏な事業じゃないか?

幼い頃に父から譲り受けた海図は、宝のありかを示す地図に違いない。そうして宝探しを夢見て、ちまちまと人足で稼いでいた若者。似た世代で夢に同意した若者たちを集め、やがて人の力を結集して独立した。若いゆえの青さと脆さはあるけど、熱意だけは人一倍だ。

🎲2d6 → 1,4(合計 5) 航海予定週:5週(一か月ちょっと)
食料:5週分
目的地までの距離:25

航海 - 一週目

🎲1d16 → 12 風向き:西南西
🎲1d20 → 10 風速:疾風。白波が増え、しぶきが立つ
🎲1d10 → 10 波の高さ:猛烈なしけ
🎲1d20 → 11 注目すべき気象:雹 初週から前途多難すぎる
🎲1d100 → 55 航海中の出来事:船員が待遇改善を求めてストライキを起こす。草。初週から…
🎲2d6 → 2,4(合計 6) 進んだ距離:6!
目的地までの距離:25-6=19
残り食料:5-1:4

ついに海に出た! この一艘を我が物にするまでに何年かかったのだろう。ようやく我々の船旅は始まる。
初日から波は荒く、天候は最悪だ。雨の日に外で寝ころぶよりもずぶ濡れだ。これぞ海の洗礼なのかもしれないけれど。
船員たちの中には、想像以上の過酷さに音を上げる様子もちらほらと見られた。自然の海を前にした人間は無力だし、何しろ出航したばかりなのだから、と何とかなだめたが……この調子で目的地まで持つだろうか? 海図の通りに宝があるとも限らないのに。
だが、何があろうとも女神像の船首が我々を見守ってくれる。

航海 - 二週目

🎲1d16 → 10 気象と海象:南南西
🎲1d20 → 15 風速:強風
🎲1d10 → 1 波の高さおだやか
🎲1d20 → 10 
注目すべき気象:雷雨 しけは収まったが、依然として嵐だ。
航海中の出来事
🎲1d100 → 42 航海中の出来事:雨氷が船を覆い、樹氷のように帆柱が氷り、凍り付いた滑車や舵輪は操作困難に。
🎲2d6 → 2,2(合計 4) 進んだ距離:4
目的地までの距離:19ー4=15
残り食料:4-1:3

波は落ち着いたものの、嵐の中に閉じ込められてしまったようだ。来る日も来る日も外は雷雨で、船員はすっかり疲弊している。
環境の有様は前向きになれないが、台風の目に近付いていると考えれば。まるで隠された中心部があるようではないか。体力はすり減ろうとも、宝を目指す気力は失ってはならない。

航海 - 三週目

🎲1d16 → 12 気象と海象:西南西
🎲1d20 → 1 風速:静穏
🎲1d10 → 5 波の高さ:やや高い
🎲1d20 → 17 注目すべき気象:強風
🎲1d100 → 94 航海中の出来事:予定通りの季節風が来ず、船は何度もじぐざぐに進路を変え、風上に切り上がる。
🎲2d6 → 6,2(合計 8) 進んだ距離:8!!
目的地までの距離:15ー8=7
残り食料:3-1=2

嵐の海域を抜けたと喜んだのもつかの間、今度は無風の地域を漂っている。この船にはなかなか苦しい進行度だ。急ごうにも急げない。
とはいえ、船員はこれまでの航路間をずっと嵐に翻弄されてきた。凪をたまの休息と思うのも悪くはない、だろうか。
船の進み自体は悪くない。この調子なら、次上陸する時は宝島のはずだ。今に、皆に報酬を与えてやれる。夢物語でない、触っても霧散しない、確かな報酬を。

航海 - 四週目

気象と海象
🎲1d16 → 6 風向き:東南東
🎲1d20 → 9 風速:大きめの白波
🎲1d10 → 2 波の高さ:おだやかなほう
🎲1d20 → 8 注目すべき気象:激しい雨
🎲1d100 → 55 航海中の出来事:ストライキ再び
🎲2d6 → 5,5(合計 10) 進んだ距離:10!!
目的地までの距離:7-10=-3! 到着!!
残り食料:1週分

食料の底が見えて節約の必要性が増したためか、再び船員の不満が噴出した。なだめすかすのも限界か、と諦めかけたとき、誰かが気の抜けた声を出した。島だ、と。
振り向いた先の、日の光が神々しいくらいにまぶしく見えた。
確かに島があった。海図に記されたのと同じ特徴の。一人、また一人と口をつぐんで、それから皆して僕を見た。「船長」

そこからは狂喜乱舞の有様だった。今、思い返しても、あの熱狂ぶりに笑ってしまう。数週かけた船旅は、今日終わりを迎えた。こんなにいい形で!
これだけの金貨があれば、この船を完璧に修理しても、十分すぎる釣りがくる。船員みんなの望むものを買い与えても余るんじゃないだろうか? すでに小遣い分くらいは与えたけど。
船を買うために貯めていたのとは比べ物にならない量。やはり皆がいてこその成果に違いない。あの港で夢を語ってよかった。少し照れ臭かったがそう伝えて、囃されたのがまたむず痒かった。

命を賭けた本望が叶った今、少しくらいは酔ってもいいだろう。何年物か分からない酒を開けて、今日も宴会をする。戻りのことを考えるのは、まだ先でいい。